読書遍歴

小学生時代

学研の「科学と学習」…もっぱら「科学」の方ばかり。子供向け科学読み物、伝記、ルパン、シャーロックホームズ、江戸川乱歩など。今から振り返ると、図鑑や事典は気前良く与えられたが、普通の本や雑誌はあまり買ってもらえていなかった気がする。そのためか、同じ本を何度も読んだ。たまたま買ってもらった1冊の雑誌〔特定の○月号〕を、1年近くにわたって繰り返し読み返したりしていた。

中学時代

エッセイ、啓蒙書、クイズ、パズル、エンタティメント〔映画、音楽、エアーチェック関連〕。文芸作品は課題図書・推薦図書以外にほとんど覚えがない…読書家ではあったかもしれないが文学少年ではなかった。

高校~浪人時代

中学時代の読書領域ではエッセイだけが残った。パイプのけむり、どくとるマンボウ、ムツゴロウ、古典〔枕草子/徒然草など〕…。それ以外はかなり様変わりし、建築に関する設計/デザイン、心理学、ブルーバックスをはじめとする科学解説書などが増えていった。相対性理論に出会ったのはこの頃。明治~大正期の文豪ものは受験がらみもあって多読したが、この時期に読んだものが全てで、以降、まったく手を出していない。

さらに、古本屋通いが高じて、全集で叩き売られているような海外の古典に手を出してしまう。ドフトエスキー、サルトル、カント、プルースト、マルクス、ヴィトゲンシュタイン …ビッグネームにつられただけなので、そもそも読みたいという動機が希薄。読む行為が苦行に思えた。とにかく読み切りはしたものの、ほとんど消化できなかった。

大学時代

論理学、言語学、修辞学、哲学/思想、心理学、宇宙論、SF小説、パソコン雑誌/科学系雑誌 〔当時発刊ブームだった…発刊されると手あたり次第に購読し、月刊誌を6~7種併読していた〕。

文学部〔サークルも文学研究会〕だったが、授業で課された文芸作品以外は大して読まなかった。当時から、「文学との馴染みが薄い文学部学生」・・・と自嘲していた。

社会人以降

読書対象に、ビジネス書、仕事に関する技術書/専門書、漫画雑誌が加わる。実は社会人になるまで、漫画雑誌を買う習慣がなかった。反動で爆買いした。

宇宙論は高校以来、ずっと追いかけていたが、必然的な流れとして、量子論のウェイトが高まっていった。また、ガチな説明を避ける一般向け解説書では飽き足らなくなり、とうとうターゲットを専門書に切り替えた。だが、それまでほぼ無縁だった物理数学をそうやすやすと理解できるはずがない。大学むけ教科書から一歩ずつ積み上げるしかなかった。

ノーベル賞学者の書いた量子力学の本を読んだが、あまり理解できなかった。
悔しいから、もう一度読んだ。が、やっぱりよくわからなかった。

その後、さらに追加された分野:落語、デザイン、ファンタジー、歴史。

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